〒558-0013大阪市住吉区我孫子東2丁目7番38号 クリニックステーションあびこ 4F

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大阪市住吉区あびこ駅前の肛門外科

院長紹介

Doctor

ご挨拶

院長 村山浩之

このたび、住吉区御堂筋線あびこ駅前に 肛門・胃腸を専門としたクリニックを開院いたしました。 

おしりの悩みがあ恥ずかしくて受診をためらっておられる方でもレディースデイを設けるなどして、安心・気楽に受診できるクリニックを目指しております。

また内視鏡検査や手術においては、苦痛がないかなどの不安や恐怖があると思いますが、苦痛のない方法(挿入法の工夫や鎮静剤を使用)を行っておりますので、安心して検査・手術を受けていただけます。
肛門疾患のある患者様の多くは便秘・下痢などの便通異常、それらに伴う腹部症状を併せ持っておられる場合が多く、それらも含めてトータルケア・治療を行うことで、肛門症状の改善をさらに高めます。 

これまで全国屈指の大腸肛門病センターである東京山手メディカルセンター(旧 社会保険中央病院)や肛門外科で関西屈指の健康保険組合連合会 大阪中央病院にて多くの患者様の肛門診察・手術、内視鏡検査・治療において修練を積んでまいりました。この経験を活かし、最高水準の医療を提供できるよう努めてまいります。

また分娩による会陰切開・会陰裂傷に伴う肛門括約筋不全や直腸膣瘻、分娩や慢性便秘などから発症する直腸瘤に関してはわたくしの得意分野とするところであり、これまで多くの患者様から治療してよかったと喜んでいただいております。
自分自身が診察・検査・手術を受けて良かった思うような診療に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

むらやま大腸肛門クリニック 院長 村山浩之

経歴

平成14年 兵庫医科大学医学部 卒業
平成14年 滋賀医科大学医学部付属病院
外科学講座入局 研修医(消化器外科、乳腺・一般外科、心臓血管外科、呼吸器外科、麻酔科、放射線科で研修)
市立奈良病院、天神会古賀病院21、近江徳洲会病院、長岡京病院、畷生会脳神経外科病院で消化器外科・一般外科として勤務
平成28年 JCHO東京山手メディカルセンター 大腸肛門センター 勤務
平成29年 医療法人社団晃輝会 大堀IBDクリニック 院長
平成31年 健康保険組合連合会 大阪中央病院 肛門外科 勤務
令和2年 医療法人慈心会 あびこ病院 勤務
令和2年9月 むらやま大腸肛門クリニック開院

所属学会・資格

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医(Ⅱb 肛門領域)
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本臨床肛門病学会 技術認定医
  • 内痔核治療法 四段階注射法施行医
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本消化管学会
  • 日本臨床外科学会

おしり(肛門)診療の理念

― 肛門診療・手術に対する思い ―

3つのポリシー『』である安心・安全・安定を元に

  • 患者様に安心して検査できるような環境・雰囲気を作ります。
  • 苦痛が無いように安心・安全な検査・治療を行います。
  • 快適で安定した食生活・便通を継続していくために、検診率向上と病気の早期発見・治療に努めます。

私が肛門の勉強を様々な専門病院で研修や診察・手術をしてきた中で思うことは、可能なら肛門専門病院や大腸肛門病専門医の元で診察・手術したほうがいいと思っております。何故ならおしりの病気は専門性が高く、高度な専門知識と豊富な経験が必要で、安心・安全に手術をうけることができるからです。

患者様の肛門科に対するイメージとして『恥ずかしい』『怖い』『痛いことされる』『すぐに切られる』などがあり、どうしても悪い印象が先行し、受診を敬遠されがちです。そのため受診をためらい、我慢できないほど悪化してようやく受診され、診察すると『どうしてもっと早く来なかったの?』と言いたくなるような患者様もおられます。またその様な患者様に限って、治療や手術して良くなると『もっと早く受診して手術すればよかった』と言う人がほとんどです。女性においては『男性医師に診てもらうのは恥ずかしい』『男性と同じ待合室は恥ずかしい』などの理由から、レディースクリニックや女性医師を探して遠方へわざわざ受診される方も多いと聞きます(実際肛門専門の女性医師は少ないです)。我々は一つ目のポリシーとして、患者様の肛門科に対するマイナスなイメージをできるだけ払拭し、安心して受診できるような環境や雰囲気づくりを作っていきたいと思っております。

また治療に関しては、おしりの病気のほとんどが「薬による治療」で治る場合が多いですが、慢性なものや炎症性のものなどは「手術」が必要な場合があります。肛門の手術に対しては『痛い』『辛い』『入院が必要』『入院期間が長い』『術後の排便が怖い』などネガティブなイメージが多いですが、近年手術法や薬の進化により、以前に比べればずいぶん楽に行えるようになり、上記なイメージは少なくなったと思います。実際、以前は入院手術が普通であった疾患でも今日では日帰り手術も可能となるものもあります。例えばいぼ痔(内痔核)に対する切らない手術で脱出性内痔核に注射するALTA療法(ジオン注)という痛みが少なく、早期に日常・社会生活に復帰できる手術方法が出てからは日帰り手術で行う施設が増えてきております。また鎮痛剤なども様々なものが増え、疼痛に対する不安も解消されてきております。しかし、患者様にとって切らない手術(ALTA注射療法)ですべてのいぼ痔の手術ができれば、素晴らしいことですが、実際は切らないと治らない痔核がほとんどです。私の肛門手術に対する2つ目のポリシーとして肛門機能をできる限り温存し、安全な手術を心がけております。もちろんその疾患自体の根治性が無ければいけませんので、こちらも日々治療法を追求していきたいと思っております。

おしり(肛門)は口から入った食べ物が最後に消化されて出てくるところであり、おしりやおなかの調子が悪いと身体だけでなく、精神的にも異常をきたすことがあります。一生付き合っていく器官で、ほぼ毎日使用するところであり、毎日様々な食事や環境の変化があるため、良い状態(快適な排便)を安定して継続していくのは中々難しいものです。我々は患者様が以前の快適で安定したおしり生活(快便)に戻り、さらにその快便を継続していくために、患者様の年齢・性別・生活環境などを考慮し、様々な治療法を組み合わせて治療させていただきます。

肛門領域はまだまだわかっていないところもあり、これからも患者に良い手術方法は出てくると思います。患者様がより良い生活を得られるように日々勉強や研究をし、邁進して参ります。

内視鏡診療の理念

3つのポリシー『』である安心・安全・安定を元に

  • 患者様に安心して検査できるような環境・雰囲気を作ります。
  • 苦痛が無いように安心・安全な検査・治療を行います。
  • 快適で安定した食生活・便通を継続していくために、検診率向上と病気の早期発見・治療に努めます。

内視鏡検査を行う理由

なぜつらい思いをして内視鏡検査をしなければならないのか?それは命にかかわる病気である胃がんや大腸がんの発見や潰瘍や腸炎など様々な病気の発見・診断をし、適切で無駄のない治療をするためです。内視鏡検査は他の検査に比べ的確に診断ができ、それに対する治療も早期にできます。内視鏡検査をするのには「きっかけ」がありますが、体に症状がある場合とそうでない場合とがあります。

  • 症状のある場合:腹部症状(腹痛、便秘、下痢、おなかの張り、胸やけ、食欲不振など)、血便、おしり(肛門)の疾患がある、術後の定期検査など。
  • 症状がない場合:健康診断や健診(検診)での異常(便潜血検査で陽性、バリウムやCT検査、腫瘍マーカーなど)。患者様自身が心配。

内視鏡検査はつらい?

内視鏡検査の『苦しい』『つらい』『下剤が大変』『時間がない』といった不安・恐怖があると思いますが、以下の理由から以前の内視鏡検査と比べずいぶん楽にできるようになりました。

  • 内視鏡精度の向上:診断精度の向上(ハイビジョン・画質が良い。特殊な画像処理で病変を見逃さない)。ファイバー径が細くなった。柔軟性・可動性の向上など。
  • 挿入法の向上:内視鏡ファイバーも良くなり、さらに腸をできるだけ伸ばさず、広げすぎないように挿入することで痛みが少なくなります。
  • 炭酸ガスの使用:腸管を十分拡張して観察しないと、病変を見逃す可能性があります。腸管を広げる方法は空気で行う場合と炭酸ガス(二酸化炭素)を使用する場合があります。空気は吸収されず残りやすいため、検査後におなかが張った症状が続きますが、炭酸ガスの場合は速やかに吸収され、おなかの張りが残ることは少ないです。
  • 下剤・前処置薬の改良:以前に比べ前処置薬(腸管洗浄液)も飲みやすくなっております。

内視鏡検査後が大事!

内視鏡検査が終わったらこれで終わりではありません。まず、異常を見出し、治療しないことには、症状の改善にはなりません。内視鏡でわかった病気に対しての治療を行います。癌などが無かったとしても、慢性的な病気(ピロリ菌などによる慢性胃炎、逆流性食道炎、潰瘍性大腸炎などの腸炎等)、大腸ポリープなどは時間とともに癌になる可能性があるため、定期的に内視鏡検査が必要となります。
また内視鏡検査で異常が無かったとしても、今後発生する可能性もあり、一度の検査だけでは襞に隠れた小さなものを見逃す可能性もあるため、定期的な内視鏡検査は必要です。