おしり(肛門)診察の流れ
- 1.問診表の記入
- 診察を行う前にあらかじめ問診票にいつから、どのような症状がどういうときに起きたなどを詳細に記入していただきます(基本選択形式で自由に書き込むこともできます)。
- 2.診察室
- 問診票をもとに症状の確認やさらに詳細な質問をさせていただきます(この時点である程度の病気の予測はできます)。問診が終わったら、診察ベットに移動します。
左下横向きで寝ていただき、着衣を膝くらいまでおろしていただきます(見えないようにカーテンを閉めさせていただきます。着衣は全部脱ぐ必要はありません。看護師が必要時、介助いたします)。診察体位はシムス体位といって、左下横向きで軽く両下肢を屈曲した状態になります(図)。医師が診察をします。
- まず、おしりを広げて患部を観察(視診)します。
- 次に、指診といって、潤滑剤をつけた指でおしりや肛門内を触診します(できるだけ痛くないようにやさしく行います)。
- 次は肛門鏡を挿入して観察いたします。肛門鏡は筒状のものです。デジタル肛門鏡で一緒にモニターをみることもできます。患部の状態によってはストランゲ肛門鏡という2枚貝式の肛門鏡を挿入する場合もあります。
*指診で肛門がかなり狭く痛みが強い場合は無理に肛門鏡を挿入したりいたしません。 - 診察終了したら、おしりを拭いて、着衣を整えます。
- 3.結果・治療の説明
- おしり・肛門の図やデジタル肛門鏡の画像などで病状を説明いたします。
病状より患者様に合った治療法を説明させていただきます。