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大阪市住吉区あびこ駅前の肛門外科

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読売新聞 病院の実力「痔」に当院の手術件数が掲載されました。

 

少し前になりますが、5月22日の読売新聞に病院の実力「痔」で当院の手術件数が掲載されました。大阪での件数は上から12番目くらいとなっておりますが、まだ開業2年目としては自他ともに多いのではないかと思っております。

痔の手術で「結紮手術」「ALTA療法」「併用療法」と3つ記載されております。痔の手術を受けたことが無い方は何のことだかわからないと思いますので、ここでそれぞれについて説明します。

まず説明の前に痔核とは何ぞやを知ってもらわないことには、それぞれの手術の良し悪しがわからないと思うので説明します。痔核には内痔核と外痔核とがあり、痔核とは肛門付近の静脈叢がうっ血(血流障害)を起こして腫れたりします。よって大なり小なり痔はほとんどの方が持ってるものなのです。それが、排便異常(便秘・下痢、残便感など)でいきみすぎたりすることで痔が腫れたりします。その中で歯状線より中の粘膜側を内痔核、それより外を外痔核といいます。内痔核は痛みを感じないため、腫れても出血してもあまり痛むことはありません。しかし、外痔核が腫れたり切れると痛みを感じます。そこで軟膏治療などでも脱肛する、手で戻すなどの慢性の状態となると手術の適応となります。よって術式は痔がどの程度か(大きさ、数、外痔核の有無)によって決めますが、他にも年齢や性別、社会環境(おしりに負担がかかるような仕事や普段の生活環境)や本人の希望などを考慮して決めることになります。

当院ホームページの「痔核(いぼ痔)」でも説明しております。

結紮切除:一番根治性が高く、従来よりある手術方法です。外痔核の大きなものはこの方法をお勧めします。欠点は外痔核まで切るため、術後疼痛があることです。しかし、根治性が一番高いです。

ALTA療法:内痔核主体の脱肛に行います。外痔核に注射するととてつもない痛みと、肛門管の後遺症があり、禁忌となっております。実際には私が感じる限りでは内痔核の脱肛は全体の数パーセントではないかと思われます。ALTAはジオンという薬液をうっ血した内痔核(静脈瘤)に注射し、うっ血した静脈血管に炎症を引き起こして縮小・硬化させる方法です。よって後で説明する粘膜のたるみの強いものでは効果が得られにくい場合があります。

併用療法:ALTA療法及び痔核切除の組み合わせた手術法です。組み合わせ方はいろいろあり、最も多い方法は内痔核にALTAを施行し、外痔核を切除する方法です。それなら結紮切除をした方がいいのではないかと思われますが、実際そのとおりであります。しかし、日帰り手術の場合などでは出血のリスクなどがあり、奥まで切り込むほどそのリスクが上がります。よって、この併用療法が近年多くされるようになってきました。しかしながら、粘膜型痔核と言って、痔核の奥の直腸粘膜が緩いタイプはまた脱肛する可能性あり、そのような場合は結紮切除の方が根治性高いです。当院でも併用療法よりは結紮切除を多くしております。当院では粘膜が緩い退部があると言いましたが、この結紮切除した部位のさらに奥に絞り染めの要領でGant-Miwaという方法を追加して行っています。

またALTAではどうしても改善できない脱肛があり、それが「直腸粘膜脱」「直腸脱」といわれる疾患で、痔核の脱肛との判断が難しい場合があります。これらは直腸の弛みで滑るように出てくるのでほとんど痛みはありませんが、粘膜が外に露出するので、血が付く、粘液が付くなどの症状がほとんどです。よってこれらにALTA療法しても効かないどころか、後遺症をきたす場合があります。実際ALTA療法してもらったけどよくならない、残便感があるなどの症状の方がおられます。結局のところ注射にも限界があり、弛んだものは吊り上げるなどの処置が必要です。ALTA療法は何度も注射できるという医者もいますが、粘膜より深い筋層に注射すると、そこで炎症を起こし、難治性潰瘍や直腸狭窄などの後遺症をきたす場合があり、要注意です。当院ではALTA療法が他院よりやや少ないのは、適応をしっかり守ってやっている結果なのです(言い換えればそうでないところもあるということです)。また当院では初診ですぐにALTAをすることはほぼないです。まずは軟膏治療など行ってから後日にする場合がほとんどです。それは急性期とその後では肛門の形や腫れ具合が変わることもよくあります。

肛門手術する場合はよく考えて、担当医の先生にわからないことは何でも聞いてから受けるようにしましょう。。

私の師匠が大阪版の新聞に載っておられました。

「痔の日帰り手術」と麻酔を使った「胃カメラ」「大腸カメラ」のクリニック 医療法人村山会 『むらやま大腸肛門クリニック』

肛門外科 / 内視鏡内科 / 消化器内科 / 内科
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