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帯状疱疹ヘルペスウイルス ー帯状疱疹がコロナ禍に増加した原因ー

帯状疱疹がコロナ禍に増加した原因

帯状疱疹ヘルペスウイルスに対する免疫(抗体)はほとんどの方が持っていますが、年齢とともに徐々に免疫力は無くなってきます。しかし通常は水ぼうそうにかかった子供などと接することで、大人も免疫を活性する「ブースター効果」で免疫力をつけておりました(いわゆる自然のワクチンのようなものです)。しかし、約50歳以上になると、水ぼうそうにかかった子供との接触が減るため、ブースター効果を得る機会も減るため、免疫力が低下し、帯状疱疹の発症が増えます。さらに今回のコロナ禍が追い打ちをかけて帯状疱疹の発症を増加させています。その原因としてマスコミなどはコロナ禍のストレスの為だと書いておられるのをよく見かけますが、決してそれだけが原因とは思われません。私が推測する要因の一番の原因は、コロナ禍になり、長期にわたるウイルス感染対策(マスク、消毒、隔離など)によって新型コロナ以外のウイルスや細菌も防御(ブロック)するようになったためです。そのことにより先ほど説明した「ブースター効果」が機能しなくなり、免疫力が下がった方が老若男女問わず増えたと推測します。

現在の日本は過剰な感染対策(特にマスク装着)により、早期からマスクをはずしていた欧米にくらべ集団免疫を得るのが非常に遅くなったため、今回の第7波のような爆発的な発症をしたのではないかと思います。さらに急に感染予防の緩和をしたばかりに、新型コロナウイルスだけでなく、他のウイルス(手足口病、アデノウイルス、ウイルス性胃腸炎等)もかなり発症しておりますが、これも長期の過剰な感染対策のつけ(ブースター効果の低下、免疫低下)が今になって出てきているのではと推測されます。結局のところ人間はウイルスとは生涯うまいこと共存していかなければならないのでしょうかね。

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