デジタル直腸肛門鏡について
- 2021年6月1日
- おしりの病気
当院ではデジタルアノスコープといって、リアルタイム画像で患者様に自身の病状・病態をお見せしながら観察・説明させていただいております。
従来の肛門鏡などでは診察医師にしか見ることができませんでした。しかし、CCDカメラのついた肛門鏡で大きな画面で自身の直腸・肛門の状態を知ることができます。
実際このデジタル直腸肛門鏡を導入している肛門科はかなり少ないです。少ない理由は様々ですが、意外と肛門病変をうまく画像に描写して、それを患者様へ説明するのは結構難しく、経験と肛門鏡での観察テクニックが必要です。当院では昨年の開設当初より導入し、患者様には非常にわかりやすいと好評を得ております。
また肛門疾患(痔)以外にも、直腸の病変、特に直腸癌や直腸炎・出血の有無。他に潰瘍性大腸炎・クローン病の発見やそのfollow upでも観察した画像も残せますので、毎度つらい大腸内視鏡検査をしなくても前回と比較して改善してるか、悪化してるかなどが簡易に評価できます(直腸より奥の病変のfollowは定期的な大腸カメラ検査が必要です)。
自身の肛門直腸を見るのが嫌な方は見なくても結構ですが、ほとんどの方は興味があり、みられる方がほとんどです。おしりに悩みがある方は恥ずかしがらずにぜひ当院で診察受けてください。自身の病状から改善法までしっかりとご説明させていただきます。
ハンドルの先端にLEDライトとCCDカメラが付いております。
模型では写真のように非常にクリアーに病変が描出されます。
足元のテレビモニターの画像をお見せしながら病状を説明します。
「痔の日帰り手術」と「胃カメラ」「大腸カメラ」のクリニック 『むらやま大腸肛門クリニック』
肛門外科 / 内視鏡内科 / 消化器内科 / 内科
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