便通異常をきたす疾患
感染性腸炎
食中毒や何らかの病原菌感染による感染性腸炎をきっかけに便通障害(慢性便秘・下痢、腹部膨満、腹痛など)を来す場合もあります。過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアとの関連も言われております。
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食中毒や何らかの病原菌感染による感染性腸炎をきっかけに便通障害(慢性便秘・下痢、腹部膨満、腹痛など)を来す場合もあります。過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアとの関連も言われております。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症を引き起こし、潰瘍などを生じることにより、粘液便、血便、下痢、腹痛などの腹部の症状をきたす病気です。はっきりとした原因は不明ですが、遺伝的な要因や食事や腸内細菌などの環境的な要因に免疫機能の過剰・異常が生じ、病気が発症、持続するものと考えられています。遺伝性は無いといわれております。
クローン病は大腸や小腸の腸管に炎症や潰瘍を引き起こし、下痢、腹痛などの腹部症状をきたす病気です。はっきりとした原因は不明ですが、遺伝的な要因や食事や腸内細菌などの環境的な要因に免疫機能の過剰・異常が生じ、病気が発症、持続するものと考えられています。環境因子では脂質や糖質の高摂取量との関連が指摘されており、わが国の研究でも脂肪と砂糖を多く含むファースト・フードとの関連が知られています。また喫煙も病気の発病や再び病状が悪化するリスクとなることが知られており、患者さんには禁煙をすすめています。また肛門病変である痔ろうや肛門周囲膿瘍が初発症状であることも多く、約1/3の患者さんは肛門病変が最初に生じるとされています。
直腸脱 直腸が全周脱出する疾患ですが、慢性便秘や残便感などが先行してそれによる息みで生じる場合と、加齢などで直腸の弛みや重責より残便感が後に生じる場合があります。脱出の程度で様々な手術方法があります。